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2015.03.03
こんにちは。
愛知県で子宝に向けた不妊のサポートをしております、子宝健康院こと、石川健康院の石川です。
間が空いてしまいましたが、前回の続きで妊娠のしくみの話をしたいと思います。
しくみがわかると、何をしたらいいのか、何をすべきかがおのずと見えてきます。
ざっくり言えば、排卵して、受精して、着床すれば妊娠します。
ちょっと簡単すぎますね。
もう少し細かく言いますと、卵胞は1日に約2mmずつ大きくなり、18~22mmの大きさになると排卵します。
排卵後、受精し、卵割をしながら卵管を通り、5日目に胚盤胞となり、その後子宮内膜に着床します。
そこで、まず、卵が大きく成熟する事が大切です。
受精するために精子が卵までたどり着くために子宮頚管粘液が大切になります。
卵管の状態、卵管絨毛の状態も大切になります。卵が卵管を通る間に絨毛から栄養が与えられると言われています。
受精卵が着床するために子宮内膜の厚さが大切になります。
子宮内膜の厚さは10mm以上、理想を言えば15mm以上あるといいと言われています。
卵子が成熟するには卵巣の健康と女性ホルモン(エストロゲン)が大切になります。
受精卵が卵割を繰り返していくのにもう一つの女性ホルモン(プロゲステロン)が大切になります。
卵の寿命は24時間と言われてますが、12時間を過ぎると受精能力が段々低下するとも言われています。
排卵後、タイミングよく受精するためにも、生理周期を正確に把握することも大切です。
精子の数や運動機能も大切になってきます。
これら一連のプロセスがスムースにおこなわれれば、妊娠は難しくないと考えています。
機能低下や症状を改善することも大事ですが、一連のプロセスがスムーズに行われる環境を作ること、取り戻すことが、とても重要だと僕は考えます。
妊娠に至る一連のプロセスを取り囲む環境=骨盤の状態です。
骨盤とは子宮卵巣はじめ、胃腸消化器系を含む内臓が収まる器です。 その器である骨盤が歪むと中に入っている臓器はゆがめられ窮屈な状態になります。結果、子宮卵巣はじめ、胃腸消化器系を含む内臓の働きはどんどん低下して、いろいろな症状が噴き出るようになるのです。
骨盤の状態(歪み)を変えないまま、いろいろ行動を起こしても、なかなかいい結果には結びつかないと思います。
歪んだ自転車を乗りこなそうと思っていろいろ努力しても、大変な思いばかりして、疲れるばかりで、たいして早くもならず、遠くにも行けず、制御できずに転んだり事故にあったりする危険性を抱えて、あまり報われることはないでしょう。自転車を直せばそんな問題なくなります。
歪んだ骨盤を直そうともせず妊娠しようと努力するのはなかなか報われにくいかもしれません。
しくみを理解して、妊娠力を上げるにはまず、骨盤の状態(歪み)を確認することだと思います。